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 妊娠のメカニズム

妊娠はどのようにして成立するかを解説します。これらのメカニズムがすべてうまくいってはじめて妊娠が成立します。したがって、これらのいずれかがうまくいかないと妊娠にはいたりません。

 

腟内への射精(A)
 

性交により腟内に射精された精子のうち活発に前進する精子は直ちに子宮頚管から分泌される頚管粘液の中に入り子宮腔内→卵管へと進み、卵管の先端に近い卵管膨大部で卵子と出会います。(精子はいつでも子宮の中に進入しやすいわけではなく、排卵が近くなって頚管粘液が変化することにより進入できるようになります)

 

排卵と卵管采による卵子のピックアップ(B)
 

卵巣には卵子は原始卵胞とよばれる休眠状態で存在しており、一次卵胞→二次卵胞→前胞状卵胞→胞状卵胞へ発育し主席卵胞から排卵にいたります。(成人女性の卵巣に存在する原始卵胞は10万から40万といわれますが、実際に排卵する数(回数)は年12回×40年としても500前後です。つまり大部分の卵子は排卵されずに細胞死に至ります。)排卵された卵子は卵管の先端部分である卵管釆(らんかんさい)から卵管内にピックアップされます。

 

ちょっと寄り道

AMH(抗ミュラー管ホルモン)について

抗ミュラー管ホルモンは前胞状卵胞から分泌されているので、近年AMHを計測することができるようになり、その値から前胞状卵胞の多寡を推定することができるようになりました。計測したAMHの値が何歳の女性の平均値にあたるかで「卵巣年齢がわかる」と安易にこじつける説が出回りましたが、卵子の機能性には質的要素と数的要素があり、AMHの測定値はあくまで数的要素を反映しているにすぎません。

 

受精(C)
 

卵管采からピックアップされた卵子は卵管膨大部で精子と出会い、精子がひとつだけ卵子の中に入ります。これを受精といいます。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、子宮に向かって移送されます。受精卵(胚)はおよそ5日間で初期胚→桑実胚→胚盤胞になり、子宮腔内に入ります。

 

着床(D)
 

子宮腔内に入った胚盤胞はしばらく子宮腔内を移動したのち、子宮内膜と接着し、子宮内膜の中へ入りこみます。これを着床といいます。(これでやっと妊娠が成立したといえます)